雑記帳

冬の花

2014年1月22日
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正月以来3週間、除雪に追われてブログの更新ができませんでした。
最低気温が-5℃程度の暖かい日が続きましたが、そういう時は雪が重くて体にはきついものです。幸い市内に温泉があるので除雪~温泉 ~除雪~温泉~の繰り返し、仕事は全く手に付かず、長い冬休みとなりました。

そろそろ仕事しなきゃと張り切った昨朝は、久々の太陽が照り輝いてはいたものの工房の玄関前で気温を測ると-16℃、窓ガラスには今冬初の霜華が咲きました。

”霜華(しもはな)”は、おそらく雪国の住人じゃなくても知ってると思うんですが、実物を見たことがないという人は結構いるでしょうね。

こんなやつです。

そのときの気温や湿度によって様々な特徴を持った模様ができます。朝方の冷え込んだ一時にだけ見られるはかない”冬の花”です。
しかし近頃の高断熱、高気密の住宅では見られなくなったせいか、北海道でさえ”霜華” という言葉を知らない人が多くなりました。

ステンドグラスに使用するガラスに”グルーチップガラス”というアメリカ製ガラスがありますが、かつては日本でも作られていて”結霜(けっそう)ガラス”と呼ばれていたそうです。大正時代や昭和時代初期の洋風建築によく使われています。

グルー(glue)とは膠(にかわ)のことで、チップ(chip)は削ったりそぎとったりすることです。
熱して溶けた膠を曇りガラスの表面に塗ると、乾くときにガラスの表面を引っ張って独特の模様を刻みます。その模様が”霜華”に似ているので、”結霜ガラス”と呼ばれました。

 

一番オーソドックスなのはこれ。

日本で作られていたものに似ていますが、日本製のほうがずっと繊細で、やはり和風の雰囲気を醸し出していました。

 

 

 


こんなタイプもあります。

ベースのガラス自体はマシンメイドの普通板ガラスですが、膠を塗るという手作業と、ある程度自然にまかせる仕上がり工程のおかげで、手作りの温もりを感じさせる装飾ガラスです。

アンティークガラスとの相性が良く、僕は頻繁に使用しています。

 

な~んてことを書きながら窓の外を見ると昨晩から続く猛吹雪がまだ止みません。
今日は朝から50cmの積雪と戦いました。
これからまた除雪をして、できたらその後温泉に行きたいけど、行けたとしても戻ったらまた除雪だろうな・・・。
「沖縄に引っ越したい」、と毎年この時期は切に思うのです。

 

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