雑記帳

何か作ろう!ーその3-

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電気炉に入れてから24時間後、ガラスが溶け合ってどういう状態になったか、期待を込めて窯出しです。このあたりの心境は陶芸家と同じものでしょう。

 

これがフュージング後の姿です。

角が丸くなり変形し、重ねたガラスは溶け込んで1枚のガラス板になりました。

 

フュージングガラスを使用した作品作りにおいては、透明・不透明に加えて反射の効果を考慮する必要があります。

写真では良く分かりませんが、絵の具とは違う、ガラスデザインの特色です。

 

ほぼ期待通りの仕上がりに安心しました。

でもまだこれで終わりというわけではありません。

裏側に金具を接着します。

 

 

 

 

 

ガラスと金属の接着に際して、かつては2液性のエポキシ樹脂を使っていましたが、衝撃に弱く、また経年劣化も著しいことが欠点でした。

しかしその欠点をクリアーした新種の接着剤が10数年前に市販され、以来その接着剤を利用しています。

硬化後も弾力があるため衝撃に強く、また経年劣化もかなり遅いようです。

10年前に初めて使用したものが、いまだに変化がありません。

しばらくぶりに買いに行くと、種類も増えて選択に迷いましたが、これにしてみました。

 

 

さて、その接着剤を使用して金具を付けた姿がこれです。

展覧会まであと2日、なんとか間に合いました。

ー続く

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