雑記帳

時は虹色に輝くーその2-

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北海道の開拓は、その名称が制定された1869年から本格化していますが、同年、市立札幌病院の礎となった開拓使治療所を札幌に開設しています。
つまり札幌病院は、北海道の開拓あるいは札幌市の発展と全く同じ年月を共に歩んできているわけで、ステンドグラスにその時間の流れを表現したいと思いました。

しかし、実際に僕が表現したいと思うのは、過去の閉じられた時間の流れではなく、未来に向かって限りなく広がる時間の流れです。これからステンドグラスの中に描く鳥や魚や花々は、僕の脳裏に刻まれている子供時代の記憶ではなく、まだ生まれてもいない未来の姿になるでしょう。その証拠に、鳥はただの鳥ではありません。

 

フクロウを試作してみました。

 

具象的なフクロウの姿に半具象または抽象模様が刻まれています。

この模様は”虹”です。

 

青一色で描くフクロウに虹色をイメージした形を重ね、虹を発見したときに感じる驚きと喜び、明るい予感と満ち足りた気持ちを表したいと思っています・

 

 

 

 

ー続く

 

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