雑記帳

時は虹色に輝くーその32-

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作品取り付け後、建築全体の検査があり引渡しがあります。
その翌日(昨日ですが)、関係者一同をお誘いしてステンドグラスの見学会を催しました。

 

作品の設置場所は、市立札幌病院の2階増築部分です。

 

札幌病院は、北海道でも有数の規模と充実した設備を誇る公立病院です。

1869年の創立以来2度移転し、1995年より現在地です。

現在地は、JR札幌駅よりひとつ隣の駅「桑園駅」のすぐそばです。

 

工事完了後の現場を、僕も初めて見ました。

 

 

 

自分が計画したとおりの効果が出ているかどうか一番気にかかるところですが、実のところそれは、春夏秋冬あらゆる季節を通して、朝から夜まで、晴れの日から雨の日までを経験してから確認できることです。しかし、たまたま見たその時その瞬間に確認できることも多々ありまして、それを 大勢の方々と共に体験するというのは、怖くもあり喜びでもありました。

 

見学会参加の皆様に強調したのは、作品自体のことよりも、設置場所の窓の造りでした。

ご覧の通り、窓の左右と上部の壁を斜めに落として、ステンドグラスを見やすくしています。

それは同時に、ステンドグラスを透す光が室内に入りやすくなるということでもあります。

この手の工事は少々面倒であるため、毎回のように提案し毎回のように断られてきましたが、今回は関係者の尽力によりまして実現することができました。
最高の効果を発揮しています。

作品の写真は次回にご紹介いたします。

ー続く

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