雑記帳

月の科学

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僕の住む町江別には”情報図書館”という実に便利で使いやすい施設があります。20年前、江別に越してきたときに初めて利用して感激し、それ以来自分の図書室代わりに使っています。実際、それまで僕は本を集めるのが趣味のようなところもありましたから、引越しに苦労するくらい本を持っていたのですが、それをほとんどすべて処分して、今では本を買うということがなくなりました。本屋さんにとっては困ったことだと思いますが。

 

読みたい本があったらここに行って司書の優しい女性(たまに男性もいます)に頼むと、探しに行って持ってきてくれます。

蔵書は本棚に並べられているものだけでなく、かなりの数が倉庫にあるので、探してもらった方が確実です。

 

蔵書の中に目的の本がないときは、他の図書館から取り寄せてもらうこともできます。他に、音楽も聴けるし映画も見れる、勉強に使えるスペースもある多目的施設です。今では他にも似たような施設はありますが、20年前は新鮮でした。

ところで昨日お借りしたのはこの本。

地球のすぐそばにもうひとつの天体があるなんて、すばらしいことだと思いませんか?

月を描いた絵、月を歌った唄、月を読んだ詩は数知れず、もし月がなかったら、人類の感性は今ほど豊かではなかったことでしょう。

しかも人類はすでにその天体に到達しています。

1969年の二人を初めとして、1972年までに12人が月面に降り立ちました。

最後に人間が月を歩いた日から、すでに43年が経過しています。

 

その後は、月に対する情熱が失われたかのような印象でしたが、この本を読むと、人類が月に居住するための準備を着々と進めてきたことが、驚きと共に理解できます。

それと同時に、いつかは人類も絶滅する時がやってくるということも想像できます。その”いつか”をできるだけ先に延ばすためには、宇宙開発しか手がありません。地球上で殺しあってる場合じゃないんだがな、と心底思います。

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