雑記帳

神楽坂の小さな丘の上

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たまたまですけれど、今年の秋は展覧会がふたつ重なってしまいました。
ひとつは、北海道中標津の東一条ギャラリーですでに始まっています。
もうひとつは、東京の神楽坂でこれから始まります。

神楽坂のギャラリー”ようこそ 我が家へ”での展覧会は三度目ですが、これまでとは違って今回は二人の共演者がいます。ラブフルートの小野昭一氏と、絵画の川上カオリさんです。
小野氏とは同じ北海道在住、年齢もほぼ同じ、二十数年来の付き合いになりまして、かなり以前から”音と光の展覧会”をやろうと計画していたのですが、今回やっと実現の運びとなりました。
川上さんとはギャラリーを介しての紹介ですが、まだお会いしたことがありません。作品の写真を見せていただき、電話で何度かお話して、一緒にやりましょうとお誘いしました。実は僕には特殊能力がありまして、声や話し方を聞いただけでその女性が美しいかどうかわかるのです(女性に限ります)。今回は間違いなく”美人!”と判断いたしました。明日お会いするのが楽しみです。

                                                                               

しかし一方では、人を見かけだけで判断してはならないのは当然のことと思っています。今回の展覧会にお誘いしたのは川上さんが美人だからではありません。その作品から、光と音の両方を感じ取ることができたからです。

川上さんの淡く優しく彩られた作品には、彼女自身に通ずるものがありそうですが、僕の作品から溢れ出る繊細さと上品さ(僕が言っているわけではありません)、小野氏の笛の音が奏でる優雅さや色気から、その作者の様子はまず想像できないでしょう。

                                                                                                 

会期中、ほぼ三人とも会場にいる予定です。

共演者が互いに刺激し合い、良い意味でのアンバランスな会場になったら面白そうです。

ただ作品が並べられているのではなく、生演奏があって、生身の作者がいるなら、来場者もまた1人の共演者として秋のひとときを楽しめることと思います。

是非「神楽坂の小さな丘の上」へお越しください。

ー続く

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