大阪府吹田市の火葬場でのプラスチックフィルムのデザインです。
印刷したプラスチックフィルムを2枚のガラスの間に挟むという合わせガラスの技術を用いたものです。
僕は、ガラスなら良いけどプラスチックはだめだと言うつもりはありません。発色や耐久性、風合いなどの点で、ガラスの方が素材としての価値が高いという意 見には納得できる部分も多々あります。しかしだからといって、価値ある材料で作った作品は価値が高いということには直結しないと思うのです。
石張りの内装と調和し、神秘的な空間になるようにという市からの要望に応えてデザインしました。大まかな形はオオムラサキをモデルにしています。はじけるような生命力を感じさせると共に、命のはかなさと美しさも連想できたらと思います。
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