昨日午後2時より1時間ほど、「トドまってはいけない展」の会場の片隅で、来場者との交流の時間を持ちました。
僕が出品しているガラスカッターについて話すつもりでしたが、それだけでは間が持ちそうにないので、ガラスカットの実演をしながら話をすることにしました。実際に始めてみると、集まってくれた方々の興味は、カッターよりもむしろガラス自体に向いていることがわかりました。
時折発せられる質問は;
「ガラスはどうして切れるのか?」
「ガラスっていつごろできたの?」
「どこで?」
「何でできてる?」
「どうやって作るの?」
「そもそもガラスって何?」
僕たちの普段の生活の中でガラスはいたるところに使われていますが、その歴史や材料や製法について詳しく知る機会はほとんどありません。こんなに身近な物質について何も知らないということに気がついた瞬間、前述のような疑問が次々と湧いてくるのではないでしょうか。
皆さんの熱い好奇心に応えながら、さらに好奇心をかきたてそうな話が口から出かかりましたが、時計を見てやめにしました。
「ガラスは熱湯をかけても割れない」「はさみでも切れる」「凍る」「鉄より硬いが糊より弱い」なんて聞いたら不思議に思いませんか?
これから先時々、この川風便りの中でガラスの不思議についてお話していきたいと思います。