僕の愛弟子(と言ってよいかどうかわかりませんけれど)が、本日京都で新婦として結婚式を挙げました。
式中、新郎新婦から双方の両親への贈り物として僕のステンドグラスを使っていただきました。
このステンドグラスの制作中、ずっと聞き続けていたのは、さだまさしさんの「人生の贈り物」。
作曲はさださんですが、作詞は韓国の楊姫銀(ヤンヒウン)、二人で切々と歌い上げています。
http://www.youtube.com/watch?v=goeJPN-7Pqw&feature=related
人生の贈り物 ~他に望むものはない~
季節の花が これほど美しいことに
歳を取るまで 少しも気づかなかった
美しく老いてゆくことが どれほどに
難しいかということさえ 気づかなかった
もしももう一度だけ若さを くれると言われても
おそらく私は そっと断るだろう
若き日のときめきや 迷いをもう一度
繰り返すなんて それはもう望むものではない
それが 人生の秘密
それが 人生の贈り物
季節の花や人の 生命の短さに
歳を取るまで 少しも気づかなかった
人は憎み諍(いさか)い そして傷つけて
いつか許し 愛し合う日が来るだろう
そして言葉も要らない友に なってゆくのだろう
迷った分だけ 深く慈しみ
並んで座って 沈む夕日を一緒に眺めてくれる
友がいれば 他に望むものはない
それが 人生の秘密
それが 人生の贈り物
季節の花が これほど美しいことに
歳を取るまで 少しも気づかなかった
私の人生の花が 散ってしまう頃
やっと花は 私の心に咲いた
並んで座って 沈む夕日を一緒に眺めてくれる
友がいれば 他になにも望むものはない
他になにも 望むものはない
他になにも 望むものはない
それが 人生の秘密
それが 人生の贈り物
作品は、「デイジー」(赤)を新婦の母上に、
「タンポポ」(青)を新婦の父上に、
「抽象と半具象」(赤と青と紫)を新郎のご両親に、
僕の思いを込めてデザインしました。
そして、「星屑倶楽部」の15番目の作品は、新しい人生にスタートを切った若き二人に僕からのプレゼントです。
共に歩み共に老いることになったふたつの人生を、「抽象」(赤と青と紫)でデザインしました。