さて、久しぶりに北海道を訪れた坂上夫妻のリクエストで、「うに丼を食べに行こう!」ということになりました。と言っても僕自身、北海道に居ながら、これまで一度も”うに丼”なるものを食べたことがありません。妻も同様。
子供のころの海水浴で、親たちが岩場にまな板と包丁を持ち込み、浅瀬で採ったうにやあわびをその場で割って食べていた光景を思い出します。僕は何だか気持ち悪い気がして手を出しませんでしたが、高校生くらいまで、うには海岸で拾って食べるものだと思ってました。今そんなことをしたら密漁で捕まってしまいますが。(もしかしたら昔もだめだったかも)
さらに、北海道で”ガンゼ”と呼ばれるとげのないつるりとしたタイプはその辺にいくらでもころがっており、ヒトデと一緒に集めて遊んだりして、親たちもそれはあまり食べてなかった気がするのですが、今ではそれが最高級品で味も良いとされているようです。
全国的には”バフンウニ”と称されています。
天気が良いので、小樽を通り、その先の積丹半島までドライブがてら行くことにしました。
ネットで調べると、半島の最先端に漁師がやってる食堂があり、そこのうに丼がかなりいけそうなのです。
11時に食堂に着いたときにはすでに込み始めていて、テーブルに座ったのは30分後でした。
最初に注文したのは”活きうに”。
二つに割られてもまだ動いていて、確かに”活き”ていることがわかります。
メインに僕が注文したのは”三色丼”。
うにの他に、かにといくらが入っています。うにだけでは飽きそうな気がしたので。
かにもいくらも格別に美味しかったけれど、うには別次元、これまでに経験したことのない味でした。
これなら丼一杯だって食べられる!
”うに丼”を注文しなかったことを後悔しました。
ついでに子供のころの海水浴を思い出して、こちらも今さらながら悔やまれるところです。