左から2番目のパネルのサブタイトルは、
「樹々は歌う」
降り注ぐ流星
白樺林に巣づくフクロウ
この左から2枚目のパネルまでは、外景に木の姿が映る位置にあります。
最上部は、天体のかけらが地球に降り注ぐイメージを抽象的にデザインしました。
時系列で考えると、作品全体の中でここの部分が一番最初です。
地球の生命は、隕石と共にやってきたと言われてますから。
フクロウは、作品全体の中心モチーフです。
強いけれどもデリケート、際立った存在ですが植物と一体化しているようにも見えます。
白樺を歌うように描いたのですが、これはなかなか伝わりにくいと思います。
幹の太さと並び方でトーンを整え、木肌の模様でリズムを刻み、葉っぱでメロディーを奏でたつもりなんだけれど、感じ取っていただけるでしょうか。
後ろの木もオーケストラの一員として合奏に加わっている、と思いたいです。
最下部。
反射素材として、金箔とダイクロガラスの他にハーフミラーを用いています。
ハーフミラーのエッチングにはフッ酸の原液を使用して腐食面を濁らせており、その部分はオパールセントガラスと同じく”半反射素材”と言えます。
しかしその違いを写真ではほとんど伝えられないことが残念です。
ー続く