雑記帳

できることをやろう2016ーその3-

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14日(水曜日)朝早く山形を出る。

外は、夜の間に雪景色に変わっていた。前日お世話になった遠藤さんが、「車の中でどうぞ」と朝食のおにぎりセットを持たせてくれた。それをいただきながら、福島県相馬市まで高速で2時間の旅だ。

9:30 相馬保育園到着。
2年前と何も変わっていないかのように見えるが、あの時の年長さん年中さんはすでに卒園している。今保育園で預かっている子供たちの大半は、震災後に生まれ育った子供たちだ。保育士さんたちの中にも、新しい顔ぶれが見える。
10:00過ぎに子供たちが入場して、演奏開始。
僅か1時間ほどの間、フルートの音色と太鼓のリズムに浸り、踊り周って汗をかく、という体験が子供たちの心に何を残すだろうか。
 
その答えを知ることはできないけれど、音楽が人格の形成に少なからず寄与するだろうということは多くの人間が確信している。

 
 
同じことが美術にも言える。
色や光そのものが、人間、特に成長期の子供に与える影響は大きいと思う。
 
 
2年間飾ってもらったステンドグラスを別の作品に交換した。
 
これから来る春を予感させる図柄にした。

 

園長室で昼食の弁当をご馳走になりながら、最近の子供たち、というよりその保護者たちの様子など教えていただいた。
 
保護者たちからのよくある質問のひとつは、「園庭で遊ばせる時間はどのくらいですか?」というものだそうだ。
その返答に対する反応が否定的な場合、理由は二つに別れるらしい。
ひとつは「そんなに長い時間子供を園庭に出さないでほしい」というもの。
もうひとつは、全く逆に「もっと長く子供を外で遊ばせてほしい」というものだ。
 
親の知識や考え方で、子供たちの人生が変わっていく。それはなにも福島に限ったことではないけれど。

来年また来ることを約束し、子供たちに見送られながら園を後にした。
 

保育園近くの「新町緑地」という公園に”ドロイド”の姿が見えたので、隣で測定してみる。
 
ドロイドの数値は0.101μsv/hだが、持参の測定器では0.14μsv/hだった。

 
ー続く

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