雑記帳

ハートを贈ろうーその2ー

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松島から石巻に近づくにつれ、道路には大型トラックや重機を積んだトレーラーが多くなり、各所に警察車両や警官の姿も頻繁に見られるようになります。
被災地に相当数の人員や物資が投入されていることが想像できましたが、実際に現場に到着してみると見渡す限りの荒地が広がり、近くに一箇所、遠くに一箇所、一台の重機の周りで数人が作業している様子が見えるだけでした。大震災 石巻

つまり被災した面積があまりに広すぎるのです。
いったいどれほどの広さになるのか、全国から集まった莫大な数の人も車両や重機も、広大な被災地ではまばらに点在しているようにしか見えません。
大震災 石巻近くの作業の様子を見ていると、ショベルカーで大きな瓦礫を持ち上げ、数人が駆け寄って手作業で小さな瓦礫を拾いトラックに積むという気の遠くなるような作業をしています。
普通の工事現場のごとく、重機だけでどんどん作業を進めるというわけにはいかないのだと思います。

30度を超える暑さと梅雨の湿気の中、ヘルメットとマスクを着用しての作業はどれほど大変なことでしょうか。

大震災 石巻
近隣の道路脇には、車や瓦礫がうず高く積み上げられており、これを最終処理するまでには何年もの時間を必要とすることでしょう。

まだまだ支援が足りないことを実感しました。

 

被災地の復興に向けた作業は着々と進行しています。
しかしながらやはり忘れてならないのは、被災者の救済です。

衣食住や医療など生命維持支援については、十分とは言えないまでも、ある程度は実施されたようです。しかし、これから最優先で取り組まなければならないのは心の問題についてだと思います。

被災者の中から自殺者が出始めているという話を聞きました。

ー続くー

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