パソコンを自作しようというなら、まず空のケースを用意してからパーツを順番に取り付けていくわけですが、今回僕が手がけているのは自作ではなくBTO,つまり注文製作品です。
ほとんど完成しているパソコンを、勉強のために分解してみました。
ハードディスクとDVDドライヴを取り外すとマザーボードが現れます。
マザーボードとは電子回路基盤のことで、パソコンに必要な様々なパーツを接続するためのソケットやコネクターを備えています。
接続パーツの中でも最も重要なのはCPU(Central Processing Unit)中央処理装置ですが、僕が取り寄せた機種にはインテル社のプロセッサ”Core 2 Duo”が元々搭載されており、64ビット拡張機能(EM64T)を採用しています。それはつまり、最大4つの命令を同時に実行できるということです。
CPUのプロセッサは、マウスやキーボードからの命令を各部に伝えて実行させる役目で、ビット数が多い方が高性能です。
もうひとつ重要なのはメモリー(主記憶装置)、こんなやつです。
元々512MBのメモリーが2枚入ってましたが、2枚追加して2048MB、約2GBに拡張しました。
しかしこのメモリーは静電気のせいで壊れるくらい繊細な部品です。
扱いには注意しなければなりません。
僕は車のドアに触れるたび指先から火花が散る静電気蓄積体質なもんで、入念に静電気を取り除きました。
メモリーを2枚ソケットに差し込むと作業は終了、ドライヴとディスクを元に戻して蓋を閉め完成です。
「さあ、マウスとキーボードを繋いで試運転だ!」と張り切ったところで「ん?なんだこれ?」という事態に・・・。
ー続く