一度は問題なく作動していたパソコンですが、指導教官が去って1時間後、メールやネットに繋ごうとすると”接続できません”の文字がディスプレイに出るようになってしまいました。
こんなときに考えられるのはまず配線の問題です。
マザーボードに繋いだコードをすべてはずして、もう一度接続しなおしてみます。しかしそれでもやはりプロバイダーに接続できません。
「一度は繋がっていたんだから配線じゃないな、モデムかも?」
モデムとはMOdulator-DEModulatorの略で 変復調装置のことです。アナログ信号とデジタル信号を相互に変換する機械ですが、工房ではまだADSL回線を使用しているため、この機械が必要です。ちなみに自宅は光回線ですのでモデムは必要なく、代わりにONUという装置を使っています。
モデムが故障したとなると少々やっかいなことになります。
不安をかかえながらもまずは調べてみなければ。
本棚の後ろに隠れているモデムの機械を引っ張り出して、LAN(Local Area Network)ケーブルと電話線と電源をはずして付け直します。
モデムの赤い警報ランプは点滅していませんが、パソコンは相変わらず応答なしです。
こうなると怪しいのはLANケーブルです。
指導教官に電話して確認してみると、「古いLANケーブルが新しいパソコンに対応できていない可能性がある」とのこと。確かにLANケーブルは10年も前のものですし、今回の作業中に何度か踏みつけたので断線の可能性もありそうです。
再び近くの大型電気店へ走る。
LANケーブルにはパソコンのスペックに対応していくつかのカテゴリーやグレードがあります。うちのパソコンなら低い方のCAT5で十分なはずですが、将来を考えてCAT6にしておきました。
工房に戻ってケーブルを交換、「これでどうだ!」とスイッチON、めでたく復帰いたしました。
ー続く