第2回目の「フッ酸エッチング講習会」を名古屋で終えてきました。
前回同様2日間にわたり、日本各地から集まった10名の方々に、エッチングの基礎を体験していただきました。
作業箱の前で作業できるのは一度に二人だけ、他の8人は周囲でそれを見守ります。
大勢で作業をするのは煩わしい面もありますが、ただ物を作るだけでなく様々な状況の中で安全に作業をするということも重要な体験になると思います。
講習会も中盤になると会場が熱気を帯びてきて、多少緊張した雰囲気になるのが常です。
互いの注意や助言、依頼に補助、称賛と慰めの言葉が入り混じり、しかし決して批判や非難の言葉はなく和気あいあいと講習を終えることができたのは、受講者の皆さん及びスタッフの方々の心遣いによるものでしょう。
いつも3時に甘いおやつを出していただくのも嬉しいです。
今回はスタッフの女性が、ふわふわのシフォンケーキを作ってくれました。
生クリームとフルーツも添えられて、豪華&美味!でした。
講習の合間に聞いた話によると、受講者の大半はJR新幹線を利用して名古屋まで来ているようでした。今回は僕も東京から新幹線に乗って名古屋入りしましたが、東京駅を出発してすぐに弁当を食べ始め、暖かい午後の日差しを浴びながら、ちょっと居眠りをしたら名古屋駅に到着、あっという間の2時間でした。そこから大阪までは1時間、京都までなら30分の近さ、名古屋は東京と大阪のちょうど中間地点と思い込んでいましたが、幾分関西寄りのようです。
しかし講習中、僕が「名古屋は関西に近いんだね」と言うと、京都から来たという女性から「いえいえ、名古屋は関東ですよ」と即座に否定されましたから、文化的には東京寄りということでしょうか。
とはいえ名古屋は”八地方区分”による中部地方の紛れもない中心都市であり、関東でも近畿でもない独自の文化を持っていることは誰もが承知するところです。
近頃は御当地ばやりで、日本各地の変わった習慣や珍しい食べ物の情報がふんだんに入ってきます。中でも僕が興味を魅かれるのは御当地ラーメンの情報でして、札幌育ちのラーメン好きとしては自然の成り行きでしょう。しかしながら此の地のラーメンについて、これまで聞いた覚えがなく、”名古屋ラーメン”というのはないのだろうか?と思っていたら、JUJOの講習会担当の方が「台湾ラーメンを食べに行きましょう」と誘ってくれました。
”味仙(みせん)”という中華料理店で、炒めた挽肉がたっぷりのせられた結構な辛味のラーメンを御馳走になりました。1970年代に味仙の店主が考案した”台湾ラーメン”は、今では市全域に広まって、これが名古屋の御当地ラーメンだろうということです。この店の手羽先も特色があり、”世界の山ちゃん”とはまた別の美味しさです。
さらに翌日は”矢場とん”のみそかつを御馳走になりましたが、かなりの人気店のようで、久々に行列の一員となりました。
江別に戻った夜、おそるおそる体重計に乗ってみたら、メーターの針が新地開拓、かつてない目盛に到達しました。
まあ当然の結果でしょうね。