5枚中最後のパネル、一番右側です。
サブタイトルは、
「空を翔る」
輝く雲と全天に瞬く星々
地上に栄える人間の営み
地球の歴史から始まったこの作品の壮大すぎるストーリーの、最後を飾る場面です。
このパネルについては、下から説明します。
最下部には、全パネルに共通する反射素材使用部分があります。
この部分が細かいガラスカットになっているのは、デザイン的な意味合いの他、強度と耐久性を考慮しているからです。
ステンドグラスの床に近い部分は、子供の手に触れたり、傘や掃除用具が当ったりする機会が多く、破損の危険が上部より大きくなります。
ガラスのカットが細かいということは、つなぎの鉛棒が増えるということであり、それだけ衝撃に強くなります。
万が一破損した場合の修理も、最小限のガラス交換で済みます。
中央部は、抽象化した街の風景。
現在ではなく、未来の街を象徴しています。
ガラスを透して見えている建物は、デザインの一部です。
上部には、数億年の昔から変わらぬ景色、抜けるような青い空と、湧き立つ白い雲です。
今人類の一部は、この青空の向こうに住んでいます。
そう遠くない未来に、人類はさらにその向こう、星々の世界に到達することでしょう。
ー続く