我家の最近の流行語は「いつやるの?今でしょ!」ですが、もちろんTVCMからのパクリです。
正しくは「いつやるか?今でしょ!」でして、東進ハイスクールのCMの一場面です。このCMは2009年から放映しており、その言葉を発する講師の表情や言い方のウザさ(失礼)で有名になりました。さらに有名になったのは今年トヨタがCMに起用したからで、「いつ買うの?今でしょ!」とやってます。
このウザイ(失礼)講師は林修さんという方で、数々のTV番組にも出演し著作もありますからご存知の方も多いでしょうが、その経歴がちょっと変わっています。
1965年名古屋生まれ。東大法学部を卒業後、大手銀行に入社するも半年で退社。その後さまざまな事業を手がけるがことごとく失敗、株やギャンブルに手を出して大損し借金をかかえる。塾講師のアルバイトにつくが、最初は英語、次に数学、現在は現代文を担当している。「いつやるか?~」はCMの中で漢字の勉強の必要性を訴えた言葉。
この経歴の中で僕がちょっと気になったのは、担当科目を次々と変わっていることです。何でもできる優秀な人なんでしょうが、それだけではないかも、ということで調べてみたら、林氏のもうひとつの名言に行き当たりました。
それは「勝てる場所で誰よりも努力すること」という言葉。
まず林氏は、数々の失敗を重ねた後、塾講師という仕事が自分に向いているということを悟ったそうです。さらに彼は、元来数学が得意だったのだけれど、周囲の状況を見て、現代文なら勝てると思ったそうです。今でも現役講師ですが、授業後に質問がでないことを心がけているとのこと。授業の後で質問がでるのは自分の説明不足だからということで、これは僕も参考にすべきかな。