雑記帳

続・やっぱり天才タマゴ

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「やっぱり天才タマゴ」というタイトルのブログを書いたのは約2年前のことです。2年も経ってから”続き”を書くなんてめったにないことですが、新年早々めったにない経験をしたもので、そういうことになりました。

まだ正月気分が抜けないある日の夕方、吹雪で前が良く見えない大きな道路の交差点、信号変わって青矢印で僕が右折し、もう少しで曲がり切ろうかというところに突然の衝撃、ハンドルに覆いかぶさった後顔を上げると目の前にビルの壁、ガードレールに接して停車していました。後でわかったことですが、信号無視で突っ込んできた乗用車が僕の車の 左後方に衝突、僕の車は回転しながら次々と他の車2台にぶつかってから横向きに停車したということです。僕は前のめりになって下を向いていたもので、全く状況が掴めませんでした。

事故直後に思ったことは「車をどけなければ」ということで、車はまだなんとか動くみたい、変な音がするけど・・・と思いつつ、近くの駐車場まで移動しました。車から降りると大勢に囲まれて口々に「大丈夫ですか?」「怪我は?」と聞かれましたが、どこにも怪我はありませんでした。信号無視の当事者は相当に年配の男性でしたが、やはりどこにも怪我はなく、結局大きな事故にしては怪我人が一人も出なかったもので、駆けつけた2台のパトカーもそそくさと立ち去ってしまいました。関係者一同も情報交換した後全員解散、僕はただ一人レッカー車が来るまで駐車場で2時間待ちました。

さてしかし、事故というのはその後が結構大変です。過失割合については100%向こうが悪いということになったものの、だからといって車が元通りになって帰ってくるというわけではありません。保険会社の負担は車の査定額を上限とするという決まりがあるらしいのです。僕の車は2001年車ですから結構古く、査定額は20万円と言われました。車は前と後ろと左側面をぶつけており、おまけに車軸が曲がったことも判明して、ほぼ全損扱い、修理しても最低120万円はかかるということ、つまり100万は自分で負担しろというわけです。

そんなばかな!こんな結論、納得できない!しかしながら、この状況をどこに相談しても「前例が」「そういう慣習で」「仕方ないでしょ」という返答ばかりでした。
それに対する僕の考えは「前例も慣習も関係ない。問題は何が正しいかということ。間違った決まりごとがあるなら今正すべき」ということでした。他人の過失に巻き込まれ、何も悪いことしてないのに、いきなり100万円払えという結末が正しいわけがありません。

粘り強い交渉の結果、本日目出度く、エスティマハイブリッドの2002年車を手にしました。

 

グレードがひとつ上がりました。

色はシルヴァーですが、まあ嫌いな色じゃないし、この色は事故率が低いと聞きました。

車検が半年先に延びました。

カーナビとリアビューカメラが新装備。

 

もちろん僕の負担はゼロです。皆様も、同様の状況に陥ったときは、例え相手が大きな会社でも、強気の相手でも、決してあきらめてはいけません。正しいと思うことを主張すれば通る場合もあるんです。実際の交渉に当ってくれたのは車屋さんでしたけど。

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