宇宙が誕生したのは137億年前と言われています。
地球の誕生は46億年前、地球に海が出来たのが40億年前、その直後に原始生命が生まれたとされていますが、それがバクテリアに進化するまで3億年を費やしています。
現在の生物体系の原型が出来たのは”カンブリア爆発”と呼ばれる約5億年前の一時期、霊長類の誕生は6500万年前で、人類が猿から分化したのは600~400万年前のことです。
世界に現存する湖の中で3番目に古い琵琶湖も、ちょうどその頃に誕生しています。
海から生まれ出た生命が初めて地球を離れたのは1950年代のこと、ソ連の犬でした。その後、1961年4月12日、やはりソ連のユーリイ・ガガーリンが地球を一周、1時間50分飛行したのが人類最初の宇宙進出です。
それからおよそ50年、人間は宇宙に居住し、月へ観光旅行に行こうとしています。
火星や金星に人間が降り立つのもそう遠い未来ではないでしょう。
ここまで来るのに人類は、決して順風満帆だったわけではありません。
何度も絶滅の危機に直面しながらも、なんとか生き延びてきました。
これまで辿ってきた道とこれから進む道、いずれも真っ直ぐではなく平坦でもない曲がりくねった螺旋状の道だけど、これより他に進むべき道はないのだと思います。
海から宇宙へ、人類の宿命とでも言うべき探究心を作品にしました。
タイトルは「碧のスパイラル(螺旋)」。
3月9日(金)~14日(水)まで大阪のギャラリーおがわに展示します。
展示の後は、ギャラリーに隣接する小川さんの自宅の窓に設置されます。
陶芸家の上島英揮氏との二人展も三回目になりました。
どうぞ御来場ください。
ー続く