雑記帳

時は虹色に輝くーその35-

2014年9月10日
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5枚並ぶステンドグラスの内、一番左のパネルです。

そのサブタイトルと説明は、

「風が薫る」

夕日に映える赤とんぼの群れ
風に乗って舞う花 と蝶

 

地球の生命は風と共に生まれ、花や虫のおかげで栄えたとも言われています。

地球のまたは北海道の長い歴史の最初のページを描いたものです。

 

 

 

 

 

ステンドグラスの加工技法、特にエッチングは、基本的にはガラスの一枚一枚に個別に施すものです。

組み立てたときに隣り合うガラスとの関係を計算しながらの作業です。

 

ひまわりの図柄を黄色のガラスにエッチングしているときには、上部の赤ガラスに描いたユリやトンボの姿を頭に思い描きながら作業します。

そのため、どのガラスから先にエッチングをするかということが、時には大事です。

僕は強いイメージを持つもの、あるいは表現が難しいものから先にエッチングしています。

その方が頭の中に完成時の姿を想像し易いからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このパネルの外側、数メートル向こうに1本の木があることが念頭にありました。

 

ガラスを透して見える木のシルエットや葉っぱの緑は、デザインの中に生かすべき大切な要素です。

 

 

 

 

 

 

パネルの下部には、金箔やダイクロガラスの反射素材を用いています。

この部分のデザインは細かく雑多なモチーフを散りばめており、その上部の大柄なデザインとは対照的な別世界です。

さらに外部の木の姿が重なって見えて、余計に複雑な見え方をしています。

ー続く

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