雑記帳

顔をつくる

2011年10月22日
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僕は生まれも育ちも札幌ですが、工房が手狭になって、17年前、隣の江別市に引っ越しました。
そのとき、引越し先の候補地として、札幌の反対隣の小樽も考えられましたが、交通の便、子育ての環境など、いくつかの理由から江別に決めました。
実際に住んでみると、それまでの印象とは違うこともたくさんあることがわかりました。

江別では、JRの幹線が1本と、ほぼそれに平行して国道が1本、街の真ん中を貫いています。
札幌から見る江別というのは、結局のところ国道に面した街並みであり、たまに通過するJRの駅とその周辺の印象に過ぎません。
言うなれば”顔”だけを見て、全身の様子を判断しているようなものです。

全国的に、時には海外にも知名度が高い小樽市とは比較の対象にもされず、江別市の住民たちは役所と一体となって「江別はこんな所。こんなに良い街なんだよ」とアピールしていますが、効果は今ひとつのように見えます。
札幌からの移転組である僕は少々冷めた目で地元を見ているわけですが、どちらかと言われれば、今は迷うことなく江別市に肩入れしています。

さて、そんな江別ですが、数年前から工事していたJR線の高架事業が一段落し、明日23日、新しくなった野幌駅と共に開通式を迎えることとなりました。
かつては、ボザール工房に近い江別駅界隈が最も栄えた商店街でしたが、現在は野幌駅近辺に中心が移っており、市ではこの工事を街の「顔づくり事業」と位置付けて力を入れてきました。

JR 野幌駅 江別市 顔                                                                    

新しい野幌駅。

南北に出入り口があり、これは南口外観。

JR北海道とデンマーク鉄道会社が共同で、「ひかり」をテーマにデザインしたものだそうです。

どことなく淋しげな雰囲気漂うのは、そのシンプルさのせいでしょうか、それとも曇り空が影響してるのか・・・。
                                                         

大勢の力を結集して作られつつある江別の”顔”ですが、駅舎の外観はその一部です。
駅舎の内部や周辺の工事が終わった時初めて、工事を担当した人々がどんな”顔”を見せたかったのかがわかるでしょう。

僕としては駅や高架よりも、むしろその下の”顔”を楽しみにしています。
東京や大阪のガード下というのは実に楽しい場所でして。

ー続く

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