雑記帳

騙される人 -後編ー

2009年1月25日
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インフルエンザワクチンは、早くから「有効だが無用」と言われてきました。即効性はあるけれど、長期的・全体的に見ると、接種してもしなくても同じという研究結果が出ており、無用であるという意味です。

参照:http://www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/seijinbyou/148infuruenzawakutinn.htm
及び、 「インフルエンザワクチンは打たないで」 母里啓子著  双葉社

しかし今やその即効性も怪しくなってきて「無効だが有用」になりつつあります。
今大きなニュースになっている東京・町田市の病院で起きた集団感染では、感染者116人中9割がワクチンを接種しており、死亡者3名の内2名はワクチン接種、3名ともタミフルを服用していました。

無効なら”無用”とするのが当たり前と思いますが、政府や一部の医療関係者は”有用”としてこの先もずっと国民にワクチンを打ち続けることを決定しました。マスコミもそれを好意的に報道しています。
その不可思議な決定の理由は「インフルエンザが流行しているときに我々が何も手を打たないというわけにはいかない。ワクチンが効く、いざというときにはワクチンがあると思ってもらえれば、国民が安心する」からだそうです。

現在日本ではパンデミックに備えて大量のワクチンを備蓄しています。プレパンデミックワクチン3000万人分がすでに各自治体や病院施設に保管されていてまだ増やす方向です。しかし一部の関係者は、実際にパンデミックになったときには、そのワクチン が効かない可能性がある、いやまず効かないだろうと断言しています。
大体もしワクチンが効くならそもそも感染爆発は起きないわけですから、パンデミックを防ぐワクチンという概念自体論理的に矛盾しています。パンデミックが起きるときには、あらゆる薬もワクチンも効かないがために起きるのです。そしてその原因を作るのは、現在進行している薬とワクチンの乱用である可能性が高いと言われています。

先日WHO(世界保健機関)が7500万人分のプレパンデミックワクチンを備蓄する計画を発表しました。これはもちろん世界全体70億人に対する備蓄量で す。これに対してすでに日本が用意している3000万人分がどれほどの量か分かると思います。それなのに日本ではマスコミを中心にして「これではいざというときに全員に行き渡らないではないか。奪い合いにならないよう国民全員分のワクチンを早急に用意すべきだ。政府は何をやってるんだ」とする意見が優勢で す。ワクチンの寿命(使用期限)は15ヶ月、すべてのワクチンを常に更新していかなくてはなりません。その費用はほとんど税金で支払われます。

ついでに言っておきますと、通常のワクチン一回分の原価は350円、病院への卸値は1000円です。接種は健康保険適用外ですから、各医療機関が自由に料金を設定でき、3000円~10000円とかなりの開きが生じています。普通2回接種しますので、安くても6000円は必要です。もしこの料金が大幅に下がったら、期限切れ間近のワクチンを早く使ってしまおうとしていると考えたほうが正解でしょう。

インフルエンザワクチンに関する最も大きな誤解は、ワクチンがインフルエンザの感染を防ぐとかインフルエンザ脳症の発症を防ぐとか思われている点です。ワクチンの性質上感染を防ぐことには全く効果がありませんし、脳症の発症にはむしろ起因になる危険があります。役所の広報などでよく使われている「予防接種」という言い方も誤解の元ですが、わざとそういう表現を使っているのではないかと疑いたくなります。

世の中は、建築強度偽装あたりから始まって、食品関係の偽装は日常茶飯事、名ばかり店長や派遣社員だって雇用偽装に等しく、第一政府や政治家が約束を守らずに国民を騙し続けているというのに、選挙をやればまた同じ政党が勝つという不思議な国です。

いずれにしろ、世界的にも類を見ない日本人のこの騙されやすさは驚嘆に値します。日本社会の全体的風潮として、”物事を論理的に考え真実を追求し尊重する”という姿勢に欠けているのではないでしょうか。これじゃ振り込め詐欺もなくならないわけだ。
でも先日テレビで振り込め詐欺の特集番組を見ていたら、一番詐欺の被害に合いやすいタイプとして、「自分だけは騙されないと思い込んでいる人」 と、専門家が言ってました。
なんだ、僕のことじゃないか!ホントかいな?

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