雑記帳

できることをやろう2014ーその2-

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11日(木)

10:00 仙台港到着

11:30 仙台市宮城野区福田町南1丁目公園応急仮設住宅

前回の支援活動で訪れた場所です。

街中にあるごく普通の公園に、長屋のような仮設住宅が数棟立ち並んでいます。

いかにも”応急”で建てたという風情で、実際そのはずだったのでしょうが、ここに3年と9ヶ月住んでいる人たちがいます。

 

そのうちの何人かにお会いしようと思ったのですが、あいにくと留守でした。前回、小野さんが住人から聞いた話によりますと、壁が薄いために隣の音が筒抜けだそうです。夏の暑さはともかく、冬の寒さには耐え切れず、各戸の入り口に自力で風除室を設けました。収納部分がほとんどないから、かなりの荷物が外部に山積みです。

壊れた家具、錆びた自転車や物干し竿、割れたまま使っているプラスチックのゴミ箱・・・

入り口に置かれた大きな木彫りの熊は、ぼろぼろに破れた旗らしきものを掲げており、その雄々しき姿が今は物悲しく見えています。

子供たちは学校へ、仕事をしている人は職場へ、ここから通っています。行政は被災者にいつまでこの生活を強いるつもりなのでしょうか。

この日の夕方、福島県相馬市にあるふるうた建築さんを訪ねました。
会社の代表古宇田秀明さんは、自宅の敷地に別棟を建て、放射能測定室を設けています。サーベイメーターを所持して、自身で放射能の測定をする他、機器の貸し出しも行っています。古宇田さんによると、「測定室を開設した当初は活発に活動していましたが、最近はほとんど引き合いがない」とのことでした。「放射能の測定値がある程度低くなると同時に、人々の関心度も低くなった。決して安全になったわけではないのに」と言っていました。

夜は測定室を貸していただいて、そのまま宿泊。

ー続く

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