面白い仕事

面白い仕事ーその7-

2019年6月20日
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今から2ヶ月ほど前、つまり4月の中頃のことだったと思いますが、友人の小野昭一氏から、新しく出すCDのジャケットデザインを頼まれました。その話をしているうちに、「ついでにCDのタイトルも考えてくれないか」ということになって、そちらも引き受けました。もちろん専門外の仕事ですし経験もないのですが、基本的にどのような内容であっても依頼された仕事は断らないことにしているので引き受けました。

小野さんにとって5枚目となる今回のCDは、パーカッションの常松将行氏とのコラボレーションです。渡された音源を車に積んで、あちらこちらと場所を変えながら何十回も聞いて、やっとタイトルを思いつきました。まずはタイトルを提案し、それが承認されてからジャケットのデザインを始めようという計画でした。以下は、その時の提案書です。(興味のある方は拡大してご覧ください)

CDのタイトルは、僕が提案した4つの候補のうち一番のお勧め「さすらへ」に決まりました。松尾芭蕉の「奥の細道」序文に”片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず、海浜にさすらへ」という文章がありまして、そこから拝借しました。

さていよいよジャケットのデザインですが、僕の頭の中にはすでに、朝日きらめく早春の浜辺の光景が浮かび上がっており、あとはそれを形にするだけです。水彩絵の具や色鉛筆で普通に絵を描く方法もあるけれど、ステンドグラス作家として、ここはやはりガラスで表現するべきでしょう。
というわけで、おもて表紙とうら表紙、中開きの左右、合わせて4枚の原画をステンドグラスで作りました。

ひとつながりの絵になっていますが、4枚別々に制作しています。
この画像をそのままデザインとして使うのではありません。ここからステンドグラス特有の効果を生かして全く新たな画像を作り出します。

(続く)

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