川風便り

キスリングの灯ーその14-

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どんどん溶かして、次々曲げて、電気炉がフル稼働。
溶かすときには800℃、曲げるときには700℃まで炉温を上げますが、これはあくまでも目安、状況によって微妙に温度を調節しなければなりません。
時折、炉の扉を開けて中の状態を確認することがあります。

800℃で扉を開けると中はこんな感じ、ガラスが溶けて真っ赤になっています。その時各段の溶け具合を一瞬で視認し扉を閉めます。長く冷気にさらすとガラスがひび割れてしまうのです。

電気炉をうまく使えば、深夜の12時と昼の12時、つまり24時間当たり2回炉入れをすることができます。快調に飛ばして数日後、キャンドルホルダー完成品がほぼ予定の数に達しました。
(大)が3個、(中)が13個、(小)が28個です。

で、これが4月12日のこと(ブログ内容は常に10日ほど前のことなので)。
翌13日、STV担当者様より「キスリング展」開催延期のお知らせがありました。
北海道立近代美術館のホームページ

ガ~~~ン!!!

―続く のかな?

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