大阪の「陶芸とステンドグラス二人展」を終えてきました。
本当は昨年秋に開催するはずだった展覧会ですが、大震災の影響で延期となっていたものです。
しかしながら会期のど真ん中に3月11日があり、ホテルに帰ると震災関連のTV番組をついつい朝まで見てしまうということが続き、寝不足の毎日でした。
震災はまだ終わっていない、今も続いているのだということを、多数の報道番組を見て強く思いました。
特に福島の原発災害については、いまだ後始末の見込みさえたっていないというのに、すでに意識の風化が始まっているらしいのは驚きです。
事態を深刻に受け止めて原発の廃止を決定した国もありますが、当事国の日本では、もう二度と原発の事故は起きないとか、放射能はそれほど危険ではないとかいう根拠のない楽観論が出まわって、今では4割近い人々が原発の再稼動を望んでいるそうで、なんとも不可解で悲しい現実です。
ギャラリーに展示していた作品「碧のスパイラル」は、展覧会の最終日に小川邸の窓へと移動しました。
階段の途中にある高窓です。
白い壁を青く染め、小川家の方々と、そこを訪れる大勢の人々に僕のメッセージが届くでしょう。
宇宙へ!
人類が抱える様々な問題を解決する糸口は宇宙にあると僕は信じています。
また人類は、紆余曲折と多くの失敗を積み重ねながらも、いつかは誰もが幸福に暮らせる社会を作り上げるだろうということも信じています。