雑記帳

北海道のいいところーその9-

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なにやら急に春めいてきた北海道ですが、工房周辺にはまだたくさんの雪が残っています。

                                                

先週末は江別から南へ300㎞、雪のない函館へと行ってきました。

GWを挟んで一ヶ月間、函館のギャラリー村岡で展覧会をやるのが毎年恒例となっており、作品搬入を兼ねた小旅行です。

展覧会のタイトルは「歌う花」、ギャラリーが春らしくなりました。

                                                                                       
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
小旅行には妻と中学2年生の三女も同行しましたが、子供同伴のとき必ずランチに立ち寄るのが「ラッキーピエロ」。「ラッキーピエロ」は、いまや全国的にも有名になった函館地区限定のハンバーガーレストランです。函館市とその近郊に16店舗を展開し、地元民にも観光客にも大人気です。

今回はその16店舗目にして最新最大の峠下総本店へ行ってきました。
昨年9月にオープンしたばかりです。

ラッキーピエロの店舗設計には各店毎のコンセプトがあり、外観やインテリアなどに特徴を持たせています。

峠下総本店のコンセプトは”バードウォッチング”、外壁にも内壁にも巨大な鳥の絵が描かれています。

各テーブルの上にはティファニータイプの大きなランプシェードが吊り下がり、デコイがそこかしこに置かれています。

壁紙はウィリアム・モリス。

                                                             

その他、キリンやゴリラの実物大人形がどーんと置かれていて、さながら動物園のような雰囲気です。

肝心のランチ、妻と三女はなんやらかんやら色々注文してテーブルを賑やかにしていましたが、僕はシンプルにハンバーグステーキのみ、ライス付で490円なり。

ダイエットのつもりで量が少なそうなメニューを注文したのに、苦しいほど満腹になりました。

ハンバーグが厚いんです。

付け合せのポテトとライスの量が多いんです。

でも残さず食べてしまうんです。
                                                                                                                                                                                                                

おみやげに自販機で缶入り「ガラナ」を買う。

ガラナ飲料はおそらくブラジルが発祥の地ですが、日本では1958年、米国のコカ・コーラに対抗するため、全国清涼飲料協同組合連合会が開発しました。
しかしコーラの勢いには勝てず全国的に衰退する中で、何故か北海道にだけは残り、定着しました。
現在は大手メーカーからも発売されていますが、いずれも北海道限定品です。

ガラナが北海道だけに残った理由として「コーラの進出が本州より遅れたため」とする説が有力なようですが、僕は多分違うと思います。
多少の遅れなど構わずに拡散する勢いがコーラブームにはありました。
コーラが北海道を征服できなかったのは、レジスタンスやゲリラのごとく粘り強い抵抗勢力があったからだと思います。 
                                                                                                                                                                             
                                                                  

当時は北海道の地元メーカーがガラナを製造販売しており、親も学校の先生も町内会長も「コーラを飲むよりガラナを飲もう」と合言葉か呪文のように唱えていて、我々子供たちは、それがすごく地元のためになると信じて実践していました。

                                                                                        
今でもコーラを飲むと少々うしろめたい気がします。

                                                                                            

                                                                                         
言わばガラナは北海道民の誇りでもあるわけです。地産地消を始めとして雇用の創出などで地元を大切にしている「ラッキーピエロ」が、このガラナ飲料を一押しにしているのは当然の成り行きでしょう。

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