雑記帳

やっぱり天才タマゴ

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「齢をとって引退したらポルシェに乗る」というのが僕の口癖です。
特に車に興味はなく、まして外車が好きというわけではないのですが、あの外観、あの運転席の様子がデザインとして好きなもので、気に入ったデザインの車でゆっくりとドライブでもしたら気分がいいだろうなあ~という他愛のない夢です。

若いころから車に全く関心がなく運転したいと思ったことさえなかったもので、免許をとったのは30才を大分過ぎたころでした。その直後に結婚し、妻に車が付いていたから(ローンも付いていた)しばらくそれを運転していましたが、子供ができて大きめの車が欲しいと思うようになりました。
ちょうどそのころ発売されたのが「天才タマゴ」のキャッチフレーズが印象に残るトヨタの”エスティマ”でした。今では似たような車もたくさんありますが、発売当初の1990年では”衝撃的”と言えるほど新しいデザインでした。

その卵のような美しいカーブを描く車体と、SF的とさえ感じられる運転席のデザインに魅惑されてすぐにもこの車が欲しいと思ったのですが、少々大きすぎたのと値段も高すぎたので、実際に僕が飛びついたのは”子エスティマ”と呼ばれる「エスティマエミーナ」でした。
そそっかしくもまだ工場の生産ラインが稼動する前に注文し、おかげで2ヵ月後、目出度く「北海道寒冷地仕様車第一号納車」の栄誉(?)をいただきました。

デザインだけが気に入って買った車でメカ的なことはさっぱりわかりませんでしたが、その後10数年、24万キロまで乗り続けてついに廃車となりました。それからはトヨタのカローラ、コロナ、タウンエースノアと乗り継ぎましたが、エスティマがデザインだけでなく性能も格段に優れている車だったのだということを初めて知ることとなりました。

で今回ノアが故障し廃車とわかったとき、真っ先に頭に浮かんだのは「もう一度エスティマに乗りたい」という切なる願い。どうせならハイブリッド車がいいと、妻に相談したら「大丈夫なのお~?」という寒々とした反応でした。「何が?」と聞き返すのも白々しいからそこは省略、「大丈夫さ!」と明るく答えて即決定。


本日納車!

以前のエミーナの色は妻の好きなワインレッドでしたので、今回は僕の好きにさせてもらいました。

メタリックブルーです。

 

 

 

 

 

運転席の様子もやはりちょっと未来的で、運転が楽しくなりそうです。

メカ的なことは相変わらずよくわからないのですが、毎日接するものがデザイン的に気に入っているかどうかということはとても大切なことだと思います。

 

 

 

最後に、このブログが万が一関係機関の目に留まるといけないので念のために言っておきますが、この車は中古車です。
新車が買えるほど儲かっちゃいません。

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