6階部分はまだ作業に手間取っており、先に8階部分が完成しました。
8階のテーマカラーは「清々しい空と光り輝く空の色」です。
青ガラスを4枚と青緑ガラス1枚で構成します。
タイプ(大)、青色。
8階のモチーフは”空、雲、縦のストライプ、丸みを帯びた小さな三角形、窓”。
全体に抽象デザインでまとめるはずでしたが、ここでは空や雲、窓という具象的イメージを使用することにしました。
曇りや雨の日でも、厚い雲の向こうには明るい青空があることを思い出せるように。
タイプ(中)、青色。
しかし”空”には輪郭がなく、”雲”にも具体的な決まった形があるわけではありません。
半抽象的存在だと思います。
空から地上に降りる7つの光。
それぞれが自分の降り立つべき場所を探しています。
”窓”には具象的な形態がありますが、僕が表現したかったのは窓そのものではなく、窓によって切り取られた空の形です。
ここでは、いたずら描きをしたように丸く切り取りました。
タイプ(中)、青色。
窓の明暗が逆転し、周囲が明るくなっています。
空にペンキをぶちまけて落書きしたようなイメージ、実際に蜜ろうを撒き散らして描きました。
タイプ(小)、青緑色。
一度やってみたかったこと、デザインを確定しないまま、下書きもせずにシートカットの作業に入る。
イメージが固まっていないので、早い話が行き当たりばったりの成り行き任せです。
20点のデザイン中ひとつくらいそういう方法があってもいいんじゃないかと、やってみました。
設置位置は最下部で子供の目につきやすいところ、自分でも意外なくらい面白いものができたらよかったんだけど、どうでしょうか?
よくわかりません。
とにかく8階ではこれ1枚だけ色が違うので、文字通り異色の存在にしたかったのです。
ー続くー