雑記帳

日食がどうした

このエントリーをはてなブックマークに追加

昨日、日本国内では46年ぶりという皆既日食が見られるということでした。
但しそれは、南方のごく一部の地域の話で、札幌の食分(日食で太陽が欠ける割合)は0.506、半分が欠ける程度の部分食です。
皆既日食が見られる島までの高額なツアーが企画されていましたが、「当日雨でも降ったらどうするんだろう。全くの無駄に終わっちゃうよね。よく行くよなあ~」などと妻に同意を求め、「ほんと、気が知れないね」という返答を聞いて一安心してました。

昨日は工房の教室の日でして、休憩時間にお茶を飲みながら日食の話になり、「残念ですね。雲っちゃって」という生徒の言葉に僕は、「きょうは日本中曇りか雨だから、どこでも見れないんじゃない?第一、皆既日食なんて年に一度は地球上のどこかで観測できるんだし、そんなに騒ぐほどのことじゃないんだって」などと水を差し、さらに1986年3月に熱海で見たハレー彗星は周期が76年、1997年5月に岩手まで見に行ったヘール・ボップ彗星にいたっては、ステンドグラス 皆既日食次は2530年後なんだよ、なんて話を得意げにしたりして、ふと時計を見るとちょうど11:00、まもなく日食が最高潮に達する時間だが、あいにくと外は曇り・・・、ん?・・は?・・なんだか明るくなってきたぞ、と窓際に近寄った瞬間に日が射して、「奇跡だ!」と僕が叫んだらしいのですが、工房のガラス棚へ走ると、いつもエッチングに使用しているフランス、サンゴバン社の青ガラスを手に外へ飛び出しました。
「おオーッ、見えるぞ、見える!」後に続いた生徒たちと、路上での観測会となりました。
そのとき撮った写真がこれ。
ステンドグラス 皆既日食青のアンチックガラスを透して撮影しているので、全体が美しい青に染まっています。
食分0.3くらいでしょうか。
コロナも見えました。

 

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加