見学旅行4日目、JRで石川町駅へ、まずは僕の展覧会へお連れしました。
会場のギャラリー・アスレは、「イタリア山庭園」と呼ばれる小高い丘の麓にあり、横浜山手西洋館巡りの出発点となる場所にあります。
小さなギャラリーですが、自然光が入る窓がたくさんあることが好都合で、3回目の利用になります。
今回は二人展ですから、相棒の陶芸家上島英揮氏を皆に紹介。
ギャラリーの棚には彼の作品が所狭しと並べられています。
30分ほど展覧会を見ていただいた後、ギャラリーの目の前にある階段を上ってイタリア山庭園へ。丘の上からは、この地域全体を一望することができます。
この場所が”イタリア山”と呼ばれるようになったのは、1880年から1886年までの6年の間イタリア領事館がおかれていたからです。
現在庭園内にある二つの建物「ブラフ18番館」及び「外交官の家」は、それぞれ1993年と1997年に別の場所から移築復元されました。
「外交官の家」は国の重要文化財に指定され、ステンドグラスが何箇所かに使用されています。
ステンドグラスはおそらく比較的最近復元されたものでしょう。
丘を降りて再びJR石川町駅から横浜駅まで移動、横浜駅からシーバスに乗りました。
”シーバス”って、最初はCバス(他にAバスとBバスがある)かと思ったら、船だということがわかり、なんだ”SEA BUS”かと納得しかかったもののそれも違って、魚のスズキ(SEA BASS )にちなんで名付けられたんだそうです。淡水と海水を自由に行き来するからということで。
山下公園まで15分ほどのクルーズ、海上からマリンタワーと氷川丸が見えました。
下船後は山下公園を散歩しながら「横浜市開港記念会館」へ。
前回の見学旅行でも訪れていますが、再び平山健雄氏の解説付で見学。
ステンドグラスの修復として世界最高水準の実例であり、その指揮を取った本人から話を聞ける貴重な機会です。
夜はお決まりの中華街。平山氏お勧めのこじんまりとした店で、まずはビールとピータンでスタートしました。
紹興酒に変えて一気に酔いがまわり、そういえば寝不足だったんだと気がつきましたが手遅れでした。どうやってホテルまでたどり着いたのか覚えていません。
-続く