高梨君からの電話は「いやあ~、悪い悪い、字を間違ったよ」というものでした。「えっ!?」一瞬にして凍りつく。「エノテカの文字はさあ~、kじゃなくてcだったんだよ」つまり”enoteka”じゃなくて”enoteca”だということでした。
「あほか~!」とは思ったものの、すぐさま思い直しました。僕も建築業の端くれ、設計図に記載ミスがあったとしても、現場の施工業者がミスを正して工事をしなければならないのは常識です。住めない家を作っておいて「設計図の通りに作っただけですから」ではすまないのです。
”エノテカ”の意味を調べるために、ネットの辞書を一度は開いておきながら、見逃していました。
ぼけぼけ同士の痛恨のミス!。おそらく僕のブログを見た方からの指摘があったのではないかと思いますが、現場に設置する前で良かった。ドアに取り付けた後、レストランのお客に指摘されたりしては、オーナーも巻き添えにして恥をかくところでした。
とにかく仕方がありません。もう一度作り直しです。
すでにガラスをカットし、エッチングの準備ができています。今度は間違いないよね。
次回、このシリーズ最後のブログは、多分9月の初旬、この作品がドアの真ん中に収まった光景をお見せできるはずです。
―続く