雑記帳

ヨーロッパの日

2013年3月28日
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めったにないことですが、フランスの学校で同窓会を開くことになりました。

僕は高校卒業後、いろいろと事情があって、フランスの4つの学校を転々としましたが、その内の3番目の学校「フランス国立高等工芸美術学校」ステンドグラス科(通称メチエ)の同窓会です。僕にとって、この学校が唯一卒業した学校であり、また現在の仕事につく最も大きな要因ともなった学校ですから、母校と言って良いのだろうと思います。

しかしフランスでは母校という意識は非常に薄く、従って同窓会やら卒業生の会などというものもなく、”同窓会”に相当するフランス語さえありません。強いて言うなら”同じ学校を出た古い生徒の集まり”という表現になるだろうと思います。因みに、僕が通った4つの学校すべてにおいて、入学式も卒業式もありませんでした。

そんな学校で何故急に同窓会など開こうということになったかというと、”ヨーロッパの日”運動に参加しようということのようです。
”ヨーロッパの日”運動は、1984年、ミッテラン社会党政権下の文化相ジャック・ラン氏によって提唱されたもので、フランスの財産である歴史建造物や公共建築、美術館や学校など、個人の所有物件も含めて文化的施設を広く一般に公開しようというものでした。フランスの文化財産はすべて国民のものであるとする社会主義的思想の下に始まった運動ですが、その後の保守政権下でも継続され、現在ではフランスやヨーロッパ諸国のみならずアジアにも広がり50以上の国が参加しています。

普段は立ち入ることができないメチエの校舎を一般に公開し、期間中展覧会を開き、オープニングパーティーには料理など持ち寄って皆で楽しくやりましょう、という言わば”同窓会”です。マリー・フランソワーズ教授から展覧会への出品要請がありましたが、プロジェクターによる作品紹介の参加とさせていただきました。残念ながら僕は同窓会に出席できません。

もしこの時期にパリを訪れる予定の方がいらっしゃいましたら、是非お立ち寄りください。
以下、DMの直訳です。

1970~2013
ENSAAMA(フランス国立高等工芸美術学校)のステンドグラス

ステンドグラスアトリエ展
1970年から現在まで

ルネ・ジルー教授に敬意を表した回顧展

手工芸ヨーロッパの日
2013年4月5日(金)から7日(日)まで
9:00~17:00
4月12日まで延長

ENSAAMA-Olivier de Serres
63,65 rue Olivier de Serres
75015 PARIS

                            
ー続くー

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