雑記帳

時は虹色に輝くーその25-

2014年7月20日
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グリザイユ絵付けの次はエマイユ絵付けです。
”エマイユ(仏語; émail)”とは、ガラスの粉に金属酸化物を混ぜたもので、所定の温度で焼くと発色します。要は陶芸の釉薬のようなものです。茶一色のグリザイユとは違い、赤や緑、黄色など多彩な色が揃っていますが、塗り方や焼成温度のわずかな違いで大きく色が変わるため、その使用は大変難しいものです。

うまく発色したとしてもその色味は、ガラスの色の透明な美しさには到底及ばないため、僕はエマイユを使用することはほとんどありません。しかし今回はどうしても必要な部分4箇所に使用しました。その内のタンポポの部分を例にとってお見せします。

 

エッチングをしただけのタンポポ。

黄色がないと、タンポポらしさが半減し淋しい気がします。

 

 

水溶きのエマイユをバジャーで広く延ばした後、はみ出た部分を削り落としました。

焼成前は、透明感がなく色味も違い、泥絵の具のように見えます。

 

焼成後、タンポポらしくなりました。

黄色のエマイユは透明度が高く、色味にも”あざとさ”がないので、比較的安心して使用できます。

 

他には、タンポポの種とデイジーの花芯、カワセミのお腹にエマイユを使いました。

ー続く

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