雑記帳

生きた線を描くためにーその2-

2013年8月3日
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しばらく魚を描いていません。
イメージを鮮明にしてから仕事に取り掛かろうと思いまして、先の日曜日、千歳市にある「さけの里ふれあい広場」 へ行ってきました。

この施設は研究所ですが、水槽のサケやマスを見ることができます。

 

また施設の名前通り、サケの幼魚とふれあうことができます。

この水槽の水は相当に冷やされていて、5秒くらいしか手を入れておくことができません。

 

 

 

 

僕が一番好きな魚「岩魚」もいました。

白い斑点が美しく、スマートで優雅な体型をしています。

下あごが出ているのは雄です。

 

さて印象を新たにしたところで、工房に戻り早速エッチングの準備を始めました。
すでにガラスはカットしてありますし、ヤマメを大小2匹、岩魚を大1匹描くことも決めています。難しいのは鉛のラインを生かすための魚の配置です。大きさや向き、ちょっとしたひれの形が鉛線の動きを阻害します。

何度か書き直した末、ようやく形が決まりました。平面的なレイアウトだけではなく、魚の形を少々くねらせて奥行きを持たせることで、鉛の線が水の流れとして生きるだろうという結論に達しました。魚のリアルさは70%程度、講習会の課題としては生々しくし過ぎない方が良いと思います。。

 

カットしたガラスの上部には、アクセントとしてクリアの型ガラスを用いています。形もその部分だけがリボンのように交差していて目立ちます。

エッチングの明度は、型ガラスの白さに負けないように、かといって魚ばかりが際立たないように、バランスを見ながら調整しました。

 

作業が終わってガラスだけ並べたところでは、少々エッチングの強さが勝っていると思いますが、それでOKです。最終的には鉛の黒い線に負けない強さのコントラストが必要になるからです。

明日から組み立てです。

ー続くー

 

 

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