雑記帳

絵の勉強

2014年5月27日
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僕が子供のころの我家は少々変わった家で、建物の半分を大きなホールが占めていました。しかも真ん中に位置していたので、茶の間から寝室に行くには、そのホールを横断しなければなりませんでした。
ホールは町内の公民館のような役割を果たし集会にも使っていましたが、常日頃はバレーとそろばんと絵の教室に貸し出していました。姉はバレーとそろばんを習い、僕はそろばんと絵を習っていました。本当はバレーをやりたかったのだけれど、そのころは男の子がバレーを習うという発想がありませんでした。

絵を習っていたというと聞こえが良いですが、実際のところは好き勝手に自分の描きたいものを描いていただけでした。しかし自由にしていたのは僕だけで、他の生徒は花瓶や果物を描いたり、風景の写生をしたり、先生から課題をもらっていたようです。なぜ僕だけ自由にさせてもらっていたのか長い間謎のままでしたが、結婚し子供を授かり、我が子に習いものをさせるようになったとき、その謎が解けました。

僕には3人の娘がいますが、中でも次女が僕の気質を一番強く受け継いでいます。子供がどのように育つかは、生後の環境と教育に因る部分がほとんどなのでしょうが、生まれついての部分、つまり親からの遺伝子に因る部分も大きいのではないかと思います。最近の研究で、親の体験や考え方さえも子供に遺伝するということが分ってきています。

次女が幼稚園に通い始めたころの話ですが、長女と一緒にピアノを習わせようということになりまして、近所のピアノの先生にお願いしました。しかし何度かレッスンに付き添った妻が、あまりにも次女の世話が大変だというので、あるとき僕が連れて行くことになりました。
次女をピアノの前に座らせ教則本を広げて準備を整えてから「先生お願いします」と振り向くと、 ベテランの女先生が心なしか引きつった顔で立っており、「では、始めましょうか」と言う声も上ずっているように聞こえました。

この続きは次回にということで、今回はボザール教室の様子をお知らせします。
毎週火曜日、つまり今日が教室の日でした。

ステンドグラスの基本技術は、ガラスをカットして組み立てることですが、絵付けやエッチングなどの加工技術も重要な要素です。ヨーロッパでは、ガラスを組み立てただけのものは、普通の”ガラス窓”であり、ステンドグラスとは呼ばれません。ガラスを加工することにより始めて芸術性が加味され”ステンドグラス”という呼称にふさわしいものとなります。

というわけでボザールステンドグラス教室では、絵付け技法を中心とした加工技術を教えています。
ライトテーブルが2台と窓辺のイーゼル。
それぞれが別の課題に取り組んでいます。

ー続く

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