ステンドグラスの展示に必要不可欠なのは”光”です。できれば自然光が良いので、展覧会を開こうという時には窓がある展示場所を探します。しかしこれが案外難しく、ほとんどそういう所が見つかりません。
僕がこれまでに利用させてもらった場所はいずれも、数少ない”窓があるギャラリー”です。今展覧会をやっているギャラリーステラにも窓があります。そればかりかオーナーが、窓の上にステンドグラス展示用金具を設置してくれましたので大変便利になりました。
窓だけで展示スペースが足りないときは壁を使うことになりますが、その場合は壁から10cmほど浮かして展示するようにしています。
ステンドグラスの後ろに空間を作ることによって光が回り込み、ガラスの透明感を際立たせてくれます。
今回の展覧会で大切な役割を果たしてくれるのがラブフルートの小野昭一氏です。
展覧会の構成として、出品物や展示方法などを第一に考えるのはもちろんですが、加えて会期中の日程や時間構成も考える必要があります。つまり、毎日同じ日が続くというのではなく、会期中の始まり方や途中変化、終わり方などの演出を考えるべきと思うのです。そういう意味でのメインイベントを小野さんが引き受けてくれました。
小野さんが制作したラブフルートも会場に展示しています。
因みに、写真の一番右にあるのは彼が制作した9番目のフルートで、初めて販売したフルートでもあります。
実は僕の所有ですが、一緒に展示しておきました。
1回目のコンサートでは、何故ラブフルートと呼ぶのか?笛の構造は?材料は?吹き方は?という誰もが抱く疑問に対する説明がありました。
2回目はおそらく話の内容が変わるでしょう。興味のある方は是非ご来場ください。
小野昭一のラブフルート演奏「光と木の響き」
第2回 3月5日(木)14:00~14:30