雑記帳

ピピ、カカ、ぺ

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昨年のブログに、”タンポポ”の語感が良いという話を書きました。
どこが良いかというと、”ポポ”の発音が黄色を感じさせるところが良いのです。
人によって違うでしょうけど、僕はそう感じます。

https://st-glass.jp/blog/concept/9589.html

そのとき同時に書いたのは、フランス語のタンポポという単語”pissenlit”(ピッサンリ)の語感も良いということでした。
“pi”のところに、やはり黄色を感じます。

話が妙な方向へ脱線しますが、仏語で”pipi”(ピピ)というと幼児語で”オシッコ”のことです。
“pisser”(ピセ)は”オシッコをする”という動詞。
”en”は”~の上に”、”lit”は、”ベッド”のこと。
つまり、”pissenlit”は、”ベッドの上でオシッコ”=”おねしょ”という意味になります。

おそらく西洋では、タンポポの根に利尿作用のあることが古くから知られていたために、こんな名前が付けられたのだと思います。決して、野原一面に広がるタンポポの群生が、シーツに染みたオシッコのように見えるからではないでしょう。

脱線ついでに言いますと、仏語で”caca”(カカ)は”ウンチ”のこと。
フランスにいたころ、僕の下宿先でいつも預かっていた3歳ほどの女の子が、”ピピ!カカ!ピピ!カカ!”と連呼していたことを思い出します。

もうひとつついでに言いますと、仏語で”pet”(ぺ)は”おなら”のことですから、かつて一世を風靡した韓流スターの”ぺ・なんとか”さんは、フランス人が聞くと思わず笑ってしまいそうになる名前なわけです。

下世話な話はともかくとして、今年5月の工房前の空き地。
一面のタンポポの美しさといったら、なんと表現したらよいかわからないほどでした。

タンポポ デイジー
 

ステンドグラス タンポポ デイジー言葉ではうまく表せないので、ステンドグラスにしてみました。

大きな西洋タンポポの狭間に競うように咲いていたデイジーも仲間に入れて、「タンポポとデイジー」展を今日からいつもの”ウッドいのうえ”で開催します。

お近くの方は是非ご覧ください。

20日まで。

https://st-glass.jp/topics/20090611

 

 

 

 

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