これからエッチングの準備をします。 ”etching(エッチング)”というと銅版画と思う方も多いことでしょうけれど、酸で腐食する技術全般に使われる言葉です。フランス語で”gravure(グラヴュール)”と呼ばれ、ガラス工芸の世界ではむしろこ... もっと見る

ステンドグラス用の色ガラスは、基本的にはガラス本体のすべてに色が着いています。つまり、茶色いビール瓶を割っても、その破片がすべて茶色いのと同じようにです。ガラスの色数は、アンティックガラスで数百種類、その他のガラスを合わせると2千種類ほどあ... もっと見る

神川県早川にオープンしたばかりのイタリア料理店「Elefante Giallo」の入口ドアに取り付けられる”ガラス絵”は、わずか15cm角の大きさですが、ステンドグラス絵付け技法のすべてを注ぎ込んだ作品になりそうです。 ではこれからその制作... もっと見る

ちょっと変わった仕事を引き受けました。と言っても制作技法としては、ステンドグラスの絵付け技法ですべて対応できますから、絵付けの説明をするためには良い教材になりそうです。 ということで、この仕事の制作過程一部始終を数回に分けて書き記すことにし... もっと見る

雑記帳

”作る”と”創る”

2週間ほど前のことですが、北海道札幌平岡高等学校の学校祭へ行ってきました。学校祭のメインイベントのひとつであるステンドグラスコンクールの審査です。1年生から3年生まで各学年6クラス、合計18クラスの中から、金銀銅賞と特別賞を選びます。 僕が... もっと見る

面白い仕事

面白い仕事ーその5-

今年の初めころ、蜜蠟作家の小中由紀子さんからお誘いがありまして、6月中旬の1週間、札幌のデパートで一緒に展示させていただくことになりました。その時、ステンドグラスはもちろん出品しますが、せっかく同じ場所で展示するのだから、なにか蜜蠟作品と関... もっと見る

2016年12月15日19時40分、仙台港発のフェリーで帰路に就く。     翌16日昼頃苫小牧港に到着。   船倉の向こうの眩い光は、その朝積もったばかりの雪の輝きだ。 12日夜に出発してから、わずか4日の旅だった。     本当は、もっ... もっと見る

さて、支援旅行の最終日12月15日(木曜日)は、前日宿泊の宮城県仙台市を出て、再び福島県へ戻る。 福島県伊達市にある「伊達もんもの家」で演奏の予定だ。”もんもの家”は、「NPO法人 りょうぜん里山がっこう」が運営する施設で、原発被害からの避... もっと見る

雑記帳

水と地と空

昨年12月に注文いただいた仕事、注文主は、ボザール工房と同じ江別市内に住まわれるSさんご夫妻です。 Sさんの家は築十数年で、2世帯仕様の大きな建物です。設置希望場所は階段の踊り場、北西向きの縦長嵌め殺し窓です。窓の向こうには学生寮の建物が見... もっと見る

14日(水曜日)午後。この日は忙しい。午前中の相馬保育園訪問の後、夜は仙台で演奏会がある。つまり山形県から福島県、さらに宮城県へと移動するわけだ。 そう言いながらも、途中少し時間の余裕ができたので、宮城県角田市の陶芸家池田匡優さんのエミシ工... もっと見る

14日(水曜日)朝早く山形を出る。 外は、夜の間に雪景色に変わっていた。前日お世話になった遠藤さんが、「車の中でどうぞ」と朝食のおにぎりセットを持たせてくれた。それをいただきながら、福島県相馬市まで高速で2時間の旅だ。 9:30 相馬保育園... もっと見る

13日(火曜日)10:20 仙台港到着。       空間放射線量の測定をしてみる。   0.08µsv/h。   2年前、同じ場所で計測した時は0.12µsv/hだった。 数値が小さくなっているが、それだけで即座に何かが分かるということで... もっと見る

先週は、タングロン支援基金による東北支援活動に行ってまいりました。参照→「再び・なにができるだろう?」 ”支援”と言うのもおこがましいような活動内容ですが、基金に協力してくださった方々に、そしてそれ以外の方々にも、福島の現状の一端をお知らせ... もっと見る

雑記帳

続・それぞれのココペリ

北米先住民の精霊「ココペリ」としばらく遊んでみようか、という話がまとまったのは今年の春過ぎ。夏には「木とガラスのココペリ講習会」をやりました。 参照→「それぞれのココペリ」 「なぜココペリなんですか?」と聞かれることがあります。それはもちろ... もっと見る

雑記帳

作品の輝き

今年も行ってまいりました。札幌平岡高校学校祭におけるクラス別ステンドグラスコンテストの審査です。 僕と美術の先生、それともう一人別の先生の三人が、いくつかの観点から作品に点数を付けて、金銀銅の三賞と特別賞を決めます。通常は合計点数の高いもの... もっと見る