雑記帳

昼が一番長い日

子供の頃、マンガ本の科学記事を読んで、地球の軸が公転面に対して傾いていることを始めて知りました。そのために季節によって昼の長さが変化すること、そのことが季節の移り変わりを生み出す理由であることを知ったときは、まるで自分がその事実を発見したか... もっと見る

能登半島は、その最先端の禄剛崎(ろっこうざき)までの富山湾側を”内浦”、そこから先の日本海側を”外浦”と呼んでいます。「能登半島徒歩で一周の旅」は、外浦に入った途端に天候の厳しさにさらされ、体力と時間と経済力の限界に達し、奥能登の最南端にあ... もっと見る

パリの美術学校(通称ボザール)へ通っていたときのことです。 ボザールは正門を入ると前庭があり、数十メートル歩いて正面玄関にたどりつきます。玄関を抜けるとそこは大理石の床にガラス屋根つきの 広いホールになっていて、学生たちはそこから1階や2階... もっと見る

僕はつい最近までNHKの朝ドラを見る習慣はなかったのですが、先の「マッサン」は地元北海道の余市が舞台になったこともあって欠かさず見ていました。新たに4月から放映されてる「まれ」も欠かさず見ていますけれど、惰性ではありません。物語の舞台になっ... もっと見る

留学浪人中に描いたガラス絵の1枚には、日本の受験体制や画壇の呪縛から逃れて自由になった喜びと同時に、一人きりで外国へ行くことへの決意や情熱や不安のようなものを感じます。そのころ傾倒していた岡本太郎がどこかに入ってる気がしますね。 このガラス... もっと見る

東京の美術予備校を中途退学した僕は、次の目標をフランス留学に定めました。 そのための準備として1年間を、働いて渡航資金を貯めることと、フランス語の勉強をすることに費やしましたが、その期間に描いた絵が残っています。   たったの4点... もっと見る

美術大学入学を目指す者のほとんどは、国立と私立各1校を受験します。 油絵科を希望するなら、石膏デッサンと油絵の実技試験がありますが、大学によって合格しやすい作風というものがあります。伝統に裏打ちされた校風に因るだけでなく、その年試験官となる... もっと見る

鉛筆デッサンと平行して木炭デッサンもやりました。西洋の古代彫刻を複製した石膏像を描く、いわゆる”石膏デッサン”というもので、美大受験の課題にもなっていましたから、必ずやらなければなりませんでした。   しかし後に知ったことですが、... もっと見る

東京の美術大学受験に失敗した僕は、美術専門の予備校に通うようになりましたが、そこで学んだ唯一のことは”一本の線で描くデッサン”でした。 予備校の最初の授業で、静物を正確に描くという課題を与えられ、正しいのはただ一本の線であるということを教わ... もっと見る

本に続いて美術の習作を処分する作業を始めてすぐに、大変なことに気がつきました。本と習作とは全く別物だということです。本は捨てても探したら代わりは見つかりますが、自分の描いたものは捨てたらおしまい、二度と出会うことはないということです。そう考... もっと見る

この季節になると必ず思い出して、ちょっとセンチメンタルな気分に浸れるのは、40数年前、東京での美術予備校時代です。 高校を卒業したばかりですから、何もかもが新鮮でワクワクするような毎日でした。そのころ休日になるとよく出かけていたのは神田の古... もっと見る

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未来の二つの顔

近頃、”ドローン(Drone)”という言葉が俄かに注目を集めています。 僕がこの言葉を初めて知ったのは、 ジェイムズ・P・ホーガンのSF小説「未来の二つの顔(The tow faces of tomorrow)」の中です。今から32年前、1... もっと見る

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地図より羅針盤を持て

今年になってから新しくなった僕の車には、最初からカーナビゲーションシステムが装備されていました。これまでカーナビは必要ないと思っていましたからほとんど使用経験もないのですが、先日道に迷った時ちょっと使ってみたら、 これがなかなか便利で重宝し... もっと見る

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散歩は楽しーその9-

東京あたりではすでに花見の季節ですが、北海道はまだまだ。 それでも昨日は春を感じる温かい一日でした。陽気に誘われて散歩 に出かけてきました。   毎春必ず訪れるミズバショウが群生する湿地。   今冬は降雪が少なかったため... もっと見る

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卒業式の頃

先週の13日は三女の中学卒業式でした。 昨年の今頃は次女の高校卒業式、その前は長女の専門学校卒業式と、3月の初めから中頃にかけては毎年何かと気ぜわしい時期であります。 ただでさえ気ぜわしいのに、もうひとつ忙しくさせられるのが”確定申告書の提... もっと見る