9月の11日から17日まで大阪で展覧会を開催します。 関西方面で建物に作品を収めたことは何度かありますが、展覧会という形で作品を見ていただくのは初めてのことです。 僕が展覧会をしようというときには、いつも二つの条件を満たすように考えています... もっと見る
トイレの思い出話がすっかり長くなってしまいました。 肝心の仕事の話ですが、T家にすべての作品を持っていって選んでもらったところ、家族間で話し合って最終的に決まったのはこの作品です。 これは11点中最後に作ったもので、最も抽象的な表現でした。... もっと見る
僕と同年代の人なら、トイレに関する記憶はだいたい似通っているはずです。 子供のころの汲み取り式便所、少し後には和式便器を使った水洗便所、大人になって洋式便座を使った水洗便所、という変換を経験していますが、洋式便座を初めて使ったときの妙な抵抗... もっと見る
便所で神様と目を合わせたのは真夏のことでしたが、その年の冬、さらに神様を信じるに足る決定的な事件が起きました。 すでに雪がたっぷりと積もった真冬の夜中、一人きりで便所に行けるようになった僕は、その夜も素足に下駄を履いて広場へと向かいました。... もっと見る
トイレにまつわる僕の最初の記憶といえば、小学校に上がる前、多分5歳か6歳のころの体験です。 母の実家が札幌の中心地にあり、よく泊まりがけで出かけていましたが、そこは典型的な長屋の造りで、木造平屋建ての家屋が連なって小さな広場を囲んでおり、広... もっと見る
先月、トイレのドアの明かり窓にステンドグラスを取り付けるという仕事をいただきました。 注文主のT家の方々とデザインの相談をする中で、主題を「トイレの神様」にしようということになりました。 ”トイレに神様がいる”と考えるのは世界共通のイマジネ... もっと見る
6月6日のブログに道南で釣りをした話を書きましたが、小学4年の三女がそのブログを読んで、釣りに強い関心を抱きました。そういえば、長女も次女も釣りに連れて行ったことがあるのに、三女はまだでした。 渓流に同行したがったものの、渓流は三女の体重で... もっと見る
昨日、日本国内では46年ぶりという皆既日食が見られるということでした。 但しそれは、南方のごく一部の地域の話で、札幌の食分(日食で太陽が欠ける割合)は0.506、半分が欠ける程度の部分食です。 皆既日食が見られる島までの高額なツアーが企画さ... もっと見る
もう3年も前のことになってしまうのですが、クリムトの有名な絵「接吻」(1907~1908)をステンドグラスにしてほしいという注文がありまして、それがつい一週間前にやっと完成しました。 ... もっと見る
昨年のブログに、”タンポポ”の語感が良いという話を書きました。 どこが良いかというと、”ポポ”の発音が黄色を感じさせるところが良いのです。 人によって違うでしょうけど、僕はそう感じます。 ht... もっと見る
5月のある朝のことです。 暖かい春の日が差し込む工房の一室で、僕は壁に貼ったカレンダーをぼんやりと眺めていました。 近頃どうも絵がうまく描けないのは何故か? とくに魚の絵が描けない。 絵はイメージで描くものだ。 写真を見ながら上手に描き写し... もっと見る
15年前、札幌から今の土地に工房を移したとき、元は酒屋だった古い建物の入り口横に1畳ほどの小さな庭がありました。 そこには1本の大きなライラックの木が窮屈そうに立っていて、移転してきた直後、ちょうど今くらいの時期に、赤紫色の花をいっせいに咲... もっと見る
北海道にも桜前線がやってきて、暖かい日が続いています。 気持も何とはなしに浮き浮きとしてはいるのですが、僕の周りからは相も変わらず暗い話が聞こえてきます。 会社の倒産や、借金が原因の離婚、リストラに進学断念、過労で入院など、国政に携わる人々... もっと見る
昨日午後2時より1時間ほど、「トドまってはいけない展」の会場の片隅で、来場者との交流の時間を持ちました。 僕が出品しているガラスカッターについて話すつもりでしたが、それだけでは間が持ちそうにないので、ガラスカットの実演をしながら話をすること... もっと見る
ものを集めるのが苦手です。 子供の頃から今まで、何かの収集をして長続きしたことがありません。 但し、集めようとしたわけではないのに集まってしまったものはいくつかあります。 僕の、そんな自然収集物のひとつがガラスカッターです。 主にフランスや... もっと見る