雑記帳

ステンドグラスに使用されるガラスは、主にその製造方法によっていくつかの種類に分けられています。通常自然光の窓に設置するステンドグラス作品に使用されるのは「アンティークガラス」という種類のガラスで、名前のとおり1000年以上も前から続いている... もっと見る

北海道の開拓は、その名称が制定された1869年から本格化していますが、同年、市立札幌病院の礎となった開拓使治療所を札幌に開設しています。 つまり札幌病院は、北海道の開拓あるいは札幌市の発展と全く同じ年月を共に歩んできているわけで、ステンドグ... もっと見る

デザインを仕事にして30年が経ちますが、その最初のころから、これはやりたくない、やってはいけないと思うことがありました。 デザインという仕事は、原則として注文主からの要望に応じて絵を描くものです。具体的なお題をもらうこともあれば、漠然とした... もっと見る

美術の道に進む決心をし、本格的に勉強を始めたのは高校3年生のときでした。 そのころ高文連の展覧会に出品するため描いた油絵です。   タイトルは「縄跳びをする少女」。 F50号です。 ベン・シャーンの作品からタイトルとイメージを借り... もっと見る

虹をつかむ男

「う~ん、う~ん」とデザインテーブルの前でうなり続けて一週間が経ちました。 テーブルの上には昨年描いたステンドグラスのデザインが載っていますが、描いてから時間が経ちすぎたせいか、最初抱いたイメージを鮮明に呼び戻すことができずに苦しんでいます... もっと見る

僕がロッテの「カルヴァドスチョコレート」を探しているという話を高校生の次女がFBにシェアしたら、ラインにのって流れ、ツイッターでつぶやかれ、その後はどこまで広まったのか見当も付かない状況になっていました。 最初は、あちらこちらのイオン系スー... もっと見る

S邸の居間、暖炉の両脇2面のステンドグラスデザインは、施主様(奥様)の希望により、幾何学的でシンプルで明るい感じのものにしました。 色味は薄い緑色だけ。 窓は北向き、寒々しくならないように暖かい感じのガラスを選びました。 ガラスは、ほとんど... もっと見る

暖炉のある家

小学校1年生の時の同級生に、いかにもお金持ちの家のお嬢様という風情の女の子がいました。まるで少女マンガから抜け出したかのような顔立ちと髪型、服装も何やらひらひらとして華やかな感じがしました。 ある冬の日、家に呼ばれて遊びに行くと、花柄の壁紙... もっと見る

工房に戻って保管してあったパッケージを見てみると、「ラミー」や「バッカス」には書かれている”冬季限定”の文字が「カルヴァドス」にはないことに気がつきました。   じゃ、いつでも売ってるってことか? そんなはずはないな。  ... もっと見る

思いがけず宝物を拾ったような喜びと、昔の恋人に再会する期待感にときめきながら、カルヴァドスチョコレートの一粒を舌の上に乗せ、ゆっくりと前歯で噛む。さらりとした冷たい液が舌の上に広がり、あの懐かしいりんごの香りにむせ返る・・・・・はずでしたが... もっと見る

僕のデザインテーブルの上には、常に菓子類が並べられています。煎餅やかりんとう、ピーナッツにクラッカー、何でもありですが、欠かせないのはチョコレートです。頭を使う仕事の時には、何かを食べながらの方が作業が捗る気がして、特にチョコレートの効き目... もっと見る

ゼロから作る

「ステンドグラスに使うガラスって、ほぼ100%海外からの輸入品なんですよ」 なんてことを説明する機会が年に2~3回はありますが、大抵の人は「へ~っ、そうなんですか」と意外そうだったり、ちょっと驚いたりする素振りを見せてくれます。 しかしよく... もっと見る

冬の花

正月以来3週間、除雪に追われてブログの更新ができませんでした。 最低気温が-5℃程度の暖かい日が続きましたが、そういう時は雪が重くて体にはきついものです。幸い市内に温泉があるので除雪~温泉 ~除雪~温泉~の繰り返し、仕事は全く手に付かず、長... もっと見る

天駆ける馬

昨年はどんな年だったかなと、元旦の朝にちょっとだけ昨年を振り返ってみました。 しかし思いつくのは、レッドキャビアの偽装にJR北海道の不祥事、都知事の5000万円疑惑等々、身近の情けない出来事ばかり。もっと世界的な出来事がなにかあっただろうと... もっと見る

宇宙の誕生、あるいは星の誕生に関する理論的研究は、現代天文学の最も中核を占めるテーマです。 渦巻銀河の形成過程は長い間謎のままでしたが、1964年にフランク・シュー(中国生まれ)がC・C・リンと共に画期的な理論を提案しました。シューが21歳... もっと見る